お墓の花立に飾る花って、何か決まりがあるのかな?
と、素朴な疑問。
いつもお彼岸やお盆の時には、お花屋さんで「仏花」と明記された黄色や白、紫の菊の花がセットになっているのを買ってます。
けど、何かいつも同じっていうのもなんだかなー、もっとこうパッと明るい花でもいいような気がして、ちょっと調べてみました。
お墓に供える花は長持ちするのがいい
お花屋さんに聞いたり、マナーの本を見たとろこ、特にコレはダメとか、これじゃないといけないみたいな決まりはないようです。
強いて言えば、長持ちする花が選ばれる傾向があるとのこと。
日本では、昔から菊の花が仏様に供える花として定着しています。
それは、日持ちがよくて、枯れたあとに散らかりにくいからです。
菊の他に好まれるのが、カーネーションやりんどう、ユリ、ケイトウあたりですね。
故人の好きだった花、というのもいいですね。
今ではお供えの花に、ブリザーブドフラワーのアレンジメントもあるようです。
【日比谷花壇】お供え プリザーブド&アーティフィシャルアレンジメント「エターナル」 |
棘がある花や匂いがきついものは避けた方が無難
バラの花のようにトゲがあるものや、匂いがきつめの花は、お墓にお供えするのは選ばれないようです。
彼岸花のように、花自体に毒があるものも避けた方がいいですね。
ただし、故人が好きだった花が薔薇の花ならば、ドゲをきれいに取っていけば問題ないです。
お墓での花の飾り方・バランスと色
お墓に花を供える時には、左右対称になるようにします。
花立ては、さほど大きくないので、ひとつの束の本数は少なめが基本。日本では、3.5.7本の奇数で合わせるのが一般的。
花の色にも特に決まりはなく、お墓のまわりが明るく綺麗になるようにカラフルに飾るのが好まれています。
法事の時には、白や紫の花が中心になりますが、お墓参りの花は、色とりどりでOK。ただし、故人が亡くなって日が浅い場合は、白を基調とした淡い花がよしとされています。
さいごに
地域や宗派によっては、もしかしたら供花についてしきたりがあるかもしれません。なので、一応そのあたりはお寺さんや、自分の親世代や年配者に確認してみてもいいかもです。
故人を偲ぶ気持ちがあれば、そう細かいことは大丈夫ですよね。
命日やお彼岸、お盆に故人のことを想いながら、花を選んでお供えして、感謝の気持ちを置いてくるのが大切ですね。